(4/4)英語もスペイン語も話せない日本人がメキシコの企業(JDA)にインターンした話

 無事に与えられた課題が終わったので、また新たな課題が与えられました。

 

「今度の課題はこれまでやったやつの10倍むずいから頑張って!君なら出来るさ!」と爽やかな顔で言われました。

 

 

一般的に、プロジェクトを立ち上げる際は、仕事の進捗を見える化するために「タスク管理」を行う必要があります。

 

・新たなアイデア

・これから何の機能を追加するのか 

・今の進捗はどうなっているか

・達成した機能は何か

 

などを管理する事で、プロジェクトに参加している社員や、プロジェクトマネージャーが現場の把握をしやすくなります。

 

ここで使うタスク管理の方法として「カンバン方式」があります。日本でもトヨタが導入していることで有名ですね。

 

ja.wikipedia.org

 

詳細は省きますが、簡単に言うと「必要な物を、必要な時に、必要な量だけ用意する」らしいです。

 

 

私の通っている大学の情報経営学科では、入学してすぐカンバン方式を学んだので、与えられた新たな課題もなんとか理解できました。

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この図は既に実装されていたもので、タスク管理も容易に行うことができました。

タスク管理は基本的に何分割かされています。 

 

私はこのタスクについて新たな機能を追加することになりました。

 

それはノートと呼ばれる機能で、対象のタスクに様々な人がコメントを書き込めるものです。

 

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元のタスクにノート機能を追加、ボタンクリックで全ノートリストを表示、が主な課題でした。

 

これが意外と大変でした。

 

これまでの説明で全体の概要しか分かっていなかったので、View,Model,Controllerの連携、データを取り出すためのsqlなどを改めて1から勉強しました。

 

 

初めの一週間は質問ばかりしていました。

 

社員の人達が持っている知識量がすごくて、自分には難しかった問題にも、丁寧な図を書いたりして答えてくれました。

 

「これあんたがやった方が早いんじゃ...」と思うことが何回もありましたね。

 

それでも、ただのインターン生である自分に任せてくれたので、3週間張り切って臨みました。

 

 

クリスマス期間である一週間は会社が空いてないそうで、ホームステイ先でホームワークをしていました。

メキシコのクリスマスについてもまた別の機会に書こうと思います。

 

 

新年明けて、1/3日に会社へ向かいました。

 

プログラムがある程度形になっていたので、今詰まってるとこはどこか、どう解決するか、を話し合いました。

 

次の週にはほぼ完成し、追加したい機能は何か、などを聞きつつ修正しました。

ある程度修正が終わると、ついに完成し、課題を3週間で完成することができました。

 

課題達成の欄に自分の名前が入った時は感動しましたね。

 

 

 

最終日にはプロジェクトメンバーの全員に挨拶しました。

 

「いつでもメキシコに来てくれ、歓迎するよ!」「日本に興味があるから日本で働いた時は飲みに行こう!」「日本のjdaに就職するならサポートするよ!」などの言葉を貰いました。

 

昼ごはんをみんなで食べて、メンバーと写真を撮って解散しました。

 

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その後メールが送られてきたのですが、「本来6週間かかる作業を僅か3週間で終わらせました。私たちは今後も長岡技科大をサポートします!」と言うメールが先生宛に届いてました。

 

確かにある程度努力しましたが、とても優しく、素晴らしい人達だったので課題を達成できたのだと思います。

 

1ヶ月程度でしたが、会社員の大変さ、メキシコの文化、英語の辛さ、全てを体験できたインターンだったと思います。

 

私は2月中旬に日本へ帰る予定なので、まだメキシコの文化やスペイン語、英語を目一杯吸収して帰るつもりです。

 

人生で一番緊張し、一番大変でしたが、一番の経験でした。